全国の空き家問題は深刻です。少子高齢化社会となり、人口減少の影響があり、全国で空き家が急増中!
総務省「住宅・土地統計調査」には驚く予測が報告されています。
2018年、空き家は1079万戸、2023年は1404万戸。
でも今ではタダでもいらないガラガラ、ボロボロ不動産物件が急増。
さらに「日本の土地の8割から9割は換金価値なし」とも言われています・・・
それぞれの自治体が対策をとっていますが、十分とは言えません。
今回はどんな空き家問題があるのか?
またどのように対策しているのか?をまとめてみました。
追伸:最近話題の『オールぐんまオンライン移住相談会湯けむりフォーラム』が気になります。
Contents
激安物件はけっこう千葉が狙い目!?
やっぱり千葉はいいですね。中古の優良物件が多いです。
たった35万円で広々一軒家が買えて畑つきも。千葉は激安物件天国
中古住宅再生事業のカチタス!
TBSテレビ ふるさとの未来で空き家問題を解決する中古住宅再生事業を行っている株式会社カチタスの特集をやっていましたね。
カチタスは空き家を買い取り、キレイにリファームをして販売。
空き家がまるで新築のようになる!
さらに空き家に価値を足す、だからカチタスなんです。
地方ではご婦人と犬が一緒に踊るテレビCMもやっているので、知名度抜群!
今は投資ファンドと一緒に事業を展開中です。
ロケ地活用できるロケーションフィットもいいね!
空き家をテレビ番組のロケ地で再利用する使う「LOCATION FIT(ロケーションフィット:旧 ロケスタ)」。
ロケフィット(株式会社ニュートン運営)ならドラマ、映画、雑誌の撮影でそのまま活用できます。
誰も住んでない家でちょっとした副収入が入る。
空き家100番!的なサービス、どんどん広がって欲しいですね。
100円を超えた!中村領 みんなの0円物件不動産が人気!
最近100円で家が買えると話題になった「空き家ゲートウェイ」マッチングサイト。
早くも「空き家ゲートウェイ」を上回る0円不動産が登場しました。
最終的に空き家は放置すると崩壊の恐れがあり、市民の安全を守るため、税金で解体せざるを得ない事例もあります。
空き家を有効活用する新サービスが出てきました。
それが札幌の経営コンサルタント 中村領さんが運営するみんなの0円物件、通称0円不動産です。
実は中村さん、ご自身も空き家をどうするか?悩んでいたみたいです・・
解体費用は400万円以上かかるし、それなら利用したい人に譲った方がいい!
それで始めたのが、無償譲渡によるマッチング支援サイト0円不動産です。
みんなの0円物件(株式会社TRYOUT)公式HPはこちらです
他にも東京池袋では株式会社シーナタウンが椎名駅(西武池袋線)で昭和レトロ風なとんかつ屋を外国人観光客向けのゲストハウスに改装。
ベンチャービジネスが参入し、空き家問題の解決が進んでいます。
全国空き家対策推進協議会も頑張っています。
税制上の優遇措置で土地の有効活用
2019年11月22日、空き地の売却を活性化させるために税の優遇措置を設ける方向で政府が調整しています。
具体的には譲渡所得(売却益)にかかる税負担を軽くする!
上手くいけば2020年度の税制改正大綱に盛り込まれます!
野洲市のボロボロ廃墟マンションが話題に!
滋賀県野洲市に10年以上、放置されているボロボロ廃墟マンションがあります。
鉄骨3階建ての9部屋、築年数は47年!
地震と台風で壁は崩壊、瓦礫は飛び回った。はっきり言って、いつ倒壊してもおかしくありません。
大量のアスベストが検出・・その基準値がヤバかった!
市の調査結果によると、何と国の基準の284倍のアスベストが検出されました!
風が吹くと、周辺にアスベストが散っている!?
健康被害もあるので、すぐに何とかしなくてはいけません。
所有者全員の合意が必要
ボロボロ廃墟マンションを解体できない原因は9人の所有者がいて、1人だけ連絡が取れず、全員合意ができていないから。
都市型空きマンションで1部屋ずつ所有者が違うのが足を引っ張っています。
野洲市によると、4月解体の命令、10月には行政代執行の予定。
行政代執行をしても解体費の全額回収は約1割だけだそうです。
空き家問題に詳しい長嶋修氏
コンサルタント 長嶋氏によると、2013年、空き家率13.5%だったのが、2033年には2170万戸 30.4%になる見込み。
6件に1件が空き家になる!
東京では2025年に築50年の廃墟マンションが出現します。
長嶋氏が考える問題解決法。
解体費用は所有者から回収できないのなら、3年以上何もせず放置した空き家に対して、課税をして解体費に充てる!
確かに法の整備が必要ですね。
近隣住人の苦悩の声が多数!
※1日でも早く解体が進めば・・・
※不愉快だ!
※倒壊するのでは?怖い
追伸:青森県黒石市中古住宅が最近人気かも!?
月額4万円で住み放題サービス ADDress
株式会社ADDressさんが2019年4月から毎月定額4万円で住み放題サービスを開始しました。
まずは一部の地域から始めて、全国に広げていきます。
会員登録して、空いていれば空き家、別荘に住めるサービス。
会員に貸出して、いろんな地域で暮らしを体験する。
2027年には空き家率が33%になると言われているので、有効利用できるといいですね。
空き家再生大臣 森泉 ボンビーガール
幸せ!ボンビーガールで自腹で空き家を購入し、自力でリフォーム。森泉さんが凄い!
100円均一のDIYから一軒家の再生へ。
空き家問題を解決すべく、頑張っていますね。これからも応援します。
空き家問題をサクッと解決した、この体験談は必読です⇒実家が危険な空き家放置扱い!0円査定のオンボロ空き家が470万円で売れた逆転劇
追伸:今回星泉さんが4000万円で購入したのは再建築不可物件、再建築できない土地でした。
無人ごみ屋敷の処分NG!とくダネ
とくダネで大坂 八尾市の無人ごみ屋敷の特集をしていました。
行政に処分を依頼しても、法的な問題があって、前に進まない・・・
それなら近隣住人が費用負担すると申し出ても、勝手に処分するのはNG!
どう対処するかが大問題です。
空き家と認定するのに最低でも1年はかかる。
まだまだ問題がありますね。
追伸:TBS ビビットでも空き家問題を特集していました。
空き家の定義は1年以上、住んでいない、使っていない家。
【悲劇】現庁舎が巨大な空き家に・・
三重県伊賀市に「中心市街地活性化基本計画」を提言。
あと2ヶ月で市役所が上野丸之内から四十九町へ移転するため、現庁舎が巨大な空き家になる問題。
まだ何も決まっていないなら、移転後のゴーストタウン化は決定かも!?
役所は市民のために仕事をしてね!
追伸:「リバ邸越谷」空き家がシェアハウスで有効再活用!
新宿 空き家エキスポ
空き家の利活用が目的の「空き家EXPO」。
不動産コンサルティング会社ネクスト・アイズさんが主催して、空き家対策、処理の無料相談をしてくれます。
東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県が対象。
実家を相続して、放置している方はこの機会に相談するのもいいかも!
スペシャル講演会(予約制 定員各50名)には豪華講師陣が参加します。
講師:牧野 知弘氏(『空き家問題』『民泊ビジネス』著者)
住宅コンサルタント・公認不動産コンサルティングマスター:小野 信一氏
講師:鳥越 俊太郎氏(東京の空き家問題)
実家片づけアドバイザー:渡部 亜矢さん
古民家再生!佐原商家町ホテル NIPPONIA
TBSテレビ ビビットで千葉県の佐原商家町ホテル NIPPONIA特集がやっていました。
町全体がテーマパーク!?
時代劇の江戸の町並みがそのまま残る佐原が人気です。
ホテルのフロントと部屋が離れていて、町中を散策してもらう仕組みが面白い!
部屋は蔵を再生していて、1階がリビングで2階が寝室。
外国人が好きそうな純和風な雰囲気がいいね。
古民家の生活感そのままに再生している佐原。
一度は行ってみたいですね。
国土交通省が発表した空き家リスクとは?
まずは国交省が発表している近隣への悪影響は以下のとおりです。
空き家問題の解決にはまだまだ長い道のりがありそうですね。
引用元:参考資料(PDF)⇒国交省発表『空き家の現状と課題について』
東京のワンダ古ハウス
サンバリュ「都会で踏ん張る!!ワンダ古ハウス~住み続ける理由は何ですか?~」小島よしおさん、小峠英二(バイきんぐ)さんが
突撃取材をしました。
古い家でも住み続けることで長持ちするんですね。
- 麻布10番の「築100年」家とアパート
- 自由が丘 庭木が森のような古家
- 虎ノ門 サビで真緑の古家
- 六本木ヒルズ 一坪1000万円の家
お孫さんと二人暮らし。2年後、高層マンション都市開発で立ち退かなくてはいけない。
再開発でできるマンションにお婆ちゃんとお孫さんで住むそうです。いくらで売れるのかな??
築90年、100坪の庭には緑がいっぱい!宮大工が釘を一本も使っていない木組みで作った建築の傑作。
東京タワー近く サビで真緑、築70年の貴重な看板建築。アメリカ大使館が近くにあったため、空爆を免れた!?
1万円で買った土地は良い時で何と3億円!昔の平均月収は6700円。つまり2ヶ月働けば、六本木土地が買えた!?
空き家を有効利用!お遍路ハウス
八十八カ所を回るお遍路旅行者に使われていない空き家を宿として再利用!
外国人旅行者の「お接待」の場になる。
そのプロジェクトが『お遍路ハウス四国88』現在お遍路ハウスは38軒となり、2019年3月には88軒を完成させたい!
最終的な目標は「移住村88」。
お遍路ハウス四国88の説明会も積極的に開催されているので、ハウス管理人をやってみたい!何か貢献したい!
興味がある人は説明会に参加してみては?
土地を放棄できる制度を検討
政府は土地の所有権を放棄したい時に放棄できる制度を検討することを発表しました。
民法には「所有者のない不動産は、国庫に帰属する(第239条)」とあるけど、土地放棄のルールはないので、一定額を納めれば手放せる内容になるかも。
各自治体の空き家対策の取り組みをまとめてみた
※七尾市「たかしな地区活性化協議会」の取り組みは地方創生交付金を活用して、空き家を改修し、移住希望者の「お試し移住」を受け入れる
※佐賀市は空き家を外国人向けゲストハウスに活用。
※ITベンチャー「vivito(ビビトー)」は空き家をロケ地として提供している。
姫路市の空き家、行政代執行で取り壊しが決定
兵庫県姫路市は相続放棄した所有者不明の倒壊寸前の空き家を行政代執行で取り壊すことを決定。
所有者が不明なので、倒壊費用(数百万円!)は市費から捻出・・
市民を危険にさらす訳にはいかないので、仕方ないですね。これで2例目になります。
特定空き家問題はどんどん深刻になってきました。
空き家倒壊の恐れがあり、強制撤去!
孫に費用800万円請求
香川県初の危険空き家の強制撤去が決定しました。
高松市扇町にある空き家は木造2階建ての5軒長屋で床、屋根、外壁が大きく崩れていて倒壊寸前。
高松市は空き家対策特別措置法に基づき、解体、撤去を決めました。
一番注目なのが、今回かかる解体、撤去費用はすべて強制的に持ち主に請求させる点です。
孫に費用800万円請求される予定・・・ギャー!
放置空き家はリスクだらけですね。
引用元:空き家倒壊の恐れ、強制撤去へ 孫に費用800万円請求(朝日新聞)
空き家が安定収入の賃貸倉庫物件に!
株式会社タープ不動産情報(東京都文京区)は6月1日、放置空き家を賃貸倉庫物件に建て替えるリノベーションプロジェクトを開始します。
ほったらかしのボロ家が安定した収益物件になるのなら、オーナーさんも嬉しいですよね?
全国の自治体がそれぞれ独自の空き家問題解決プロジェクトを本格的に始めました。
空き家になる理由
なぜ30年で空き家が2.5倍も急増しているのか?
まず若い人が進学、就職(都会)で田舎を離れる。
就職の地域で結婚して、家を購入。実家に戻る予定なし(後継者がいない)。そして空き家になる。
また一軒家より駅近で便利な場所にあるマンション暮らしが好まれる傾向もあります。
衛生面の懸念で周りに迷惑をかける
TBS「私の何がイケないの?」俳優の酒井敏也さんも実家が空き家になり、ムカデが大量発生!
またハチの巣もできたりと周辺住民とトラブルが耐えないとの事。
また堀尾正明アナも埼玉の空き家になった実家で猫が住みついて、おしっこで悪臭問題が・・・
割れた窓を放置しておくと街の治安が悪化する(割れ窓理論:元NY市長のジュリアーニ)とも言われていますので、百害あって一利なし、ですね。
全国古家再生推進協議会で空き家を査定
空き家、古家、古い建物(アパート、マンション)をお持ちの方は物件全国古家再生推進協議会(全古協会)に不動産査定を依頼することができます。
全古協は中古不動産を買いたい人と売りたい人、または活用(古家再生投資)したい人をつなぐお手伝いをしています。
2015年 空き家対策法
一番有効な対策と言われるのが「空家等対策の推進に関する特別措置法(空き家対策法)」です。
これにより倒壊の恐れ、衛生上有害、生活環境が適切ではない建物は自治体が放置空き家と認定し、撤去が可能になりました(行政代執行)。
さらに所有者不明でも強制的に撤去(略式代執行)できるので、だいぶ法整備が進んできました。
放置するといろんな責任が伴うので、抑止力にはなりますね。
空き家を放置している理由No1は・・・
空き家をほったらかしにしている理由は
※満足した価格で売れない!
※解体費用がかかる!
※借り手がつかない!
という金銭的な悩みもあります。
一番多かったのが、『物置として必要:45%』、意外でしたね・・汗
中古収益物件の認定制度
武蔵コーポレーションが中古収益物件の認定制度を開始しました。
その内容は一定基準を満たした物件を認定再生物件「ReBreath(リブレス)」として認定する。
そうすることで安心して中古不動産物件に投資がしやすくなります。
主なチェック項目は70以上(建蔽率制限の違反の有無、等)で検査診断します。
透明性が担保されると空き家問題が解決に一歩近づきます。つまり「品質保証付き中古物件」がリブレスになるのです。
古びた外観だけをキレイにする!そんな悪徳不動産業者の偽装リノベーション(偽装修復)を見破るのがリブレス。
安心して中古物件を買える日が来ました。
再生物件が増えると、中古住宅市場が活性化されて、空き家問題が解決します。
三重苦物件が空き家になる!?
三重苦物件という言葉があります。それは『住めない』、『売れない』、『貸せない』。
この状態になると、管理状態が悪くなり、ごみの不法投棄、悪臭の発生、衛生の悪化!
さらに防災性の低下で犯罪の誘発、増加という負の連鎖になります。
立て替えるにも費用がかかるので、ほったらかしの運命が待っています。
三重苦物件になる前に対策を取らなくてはいけません。
空き家減らし“あの手この手”
空き家問題が深刻化する中、各地で空き家対策も行われています。
東京都の対策はスマ保で子育て。山口県周南市はシェアハウスにして漫画家を育成!
現代版トキワ荘で空き家対策。
東京都奥多摩町は土地付き一軒家をもらえる制度があります。
追伸:最近話題のマッチングサイト「家いちば」で空き家問題が解決できるかな?
実家の相続、空き家問題は50代から深刻化!
故郷を離れて、生活して30年。田舎の親の家をどう処理するか?今まさに悩んでいるのが50代です。
兄弟、親戚と話し合いたかったけど、なかなか忙しくて、全員集まらない。
まずは遺品を整理して、不用品を粗大ゴミで処分。家を片付けます。
その後、究極の選択肢が・・・地元に帰り、住むか、それとも売却するか、
ちなみに全体の約3割が売却しています。
空き家を有効利用するための税制改正
全国で急増している空き家問題を解決させる切り札があります。
それは不動産事業者が空き家を買い取ってリフォームする場合、敷地にかかる不動産取得税を減額する新たな特例措置の税制改正の要望があります。
減税されると空き家を再利用、再販売が活性化されますね。
売れないあばら家は早めに何とかしましょう!
追伸:実家売って家買う人続出!1000万以上得した不動産査定サイトが話題です!